オフィス等でよく使われているスチール製のキャビネット。
この鍵が回らなくなってしまったという相談を受けた。
使用されていたのはオカムラというメーカーの製品である。
問題の鍵穴を覗いてみたところ、鍵穴内に細かい異物が確認できた。これを細いピンセットのような道具をつかって取り除く。
異物の招待はセロハンテープであった。
どうしてこんなところにセロハンテープが?と思い訪ねてみると、どうやらキャビネットの予備の鍵をセロテープで束ねて保管していたそうだ。
予備の鍵が必要になってセロテープがついたままの状態で使用してしまい、このようなことになってしまったらしい。
鍵自体を確認してみたらたしかにセロテープを貼った後のベタベタが残っていた。
セロテープが詰まっていたために鍵が動かなくなったということを説明したらお客様も納得した表情を浮かべていた。
キャビネットのトラブルはままあるが、このようにセロテープがつまっていたというのは珍しいものである。
ロッカーやキャビネットでよくあるトラブルといったら紛失トラブルである。鍵穴自体が壊れたり詰まったりすることは玄関などと比べると少ない。
問題のセロテープはきちんと取り除いて使えるように修理した。